噺の会じゅげむ 定期公演

活 動 報 告

ところ ゆるびの舎

とき  平成16年7月25日

第10回ふれあい寄席
七月25日、猛暑の中の第10回ふれあい寄席であります。

下では大ホールでピアノ会を、

最近では少々珍しい『
荷宿』。
昔から荷を食べると物忘れをすると言います。その由来なんかの真偽のほどはわかりませんが、なぜか説得力があります。
その荷の力を借りて大金をせしめようとする珍作戦が、、
実に楽しい小品ながら結構楽しめる噺でもあります。


今回「代脈」は仁鶴仕様で演じましたが、仁鶴もどき、上方弁もどきに相成りました
途中間を取りすぎたところがあり、かえってお客さんには「ネタを忘れたのかと」ご心配をお掛けしてしまいました
1週間前の高槻市民寄席と同じネタでした。その高槻市民寄席で演った時よりは、ちゃんと出来たかなぁ(個人的には稽古不足という感が拒めませんが)と思う。
このネタは、艶笑噺なんで、あんまりいやらしくならないように演っていきたいものですね。


イタリアンレストランでの打上げです。
浴衣姿の十七吉さんが、琴の演奏を終えて駆けつけてくれました。素敵ですね!
かずのこさん、イカ墨はいかがでしたか?
高槻からの応援は司之助さんと小輔さん。準備も順調に進んで、出子やハメ物の打ち合わせでしょうか、
やはり、ドラなどはめ物が入ると雰囲気が出て、とても贅沢な感じがします。
パーテーションで区切った楽屋、男が着替えるには充分。
飲食物を持ちこんでの
開演前、いつもの落ちついた雰囲気が、、
はたしてそれが良いのかどうか。
岡山の独特でして、お客さんが少ないのもあいまって、演者にはやり難いのではないでしょうか?
半被姿もさまになってます、
あとはお客さんの来られるのを待つのみ。
私の十徳です。
ネタ自体は、落語らしいシンプルなものですが、こういったネタかえって難しいいことに、最近気付きました。
羽織と衣の順番をよく間違えそうになるし、困ったものです。
「道具屋」今の時代でいうリサイクルショップってやつでしょうか。
叔父さんからたまたま道具屋の仕事を紹介してもらったはいいが……
いろんな客を相手に(何とか品を買ってもらおうと)奮闘する、とぼけた男の話です。
売っているものも微妙にあやしいものばかりで…。

連日の暑さで少し夏バテ気味だったのですが、
この日、気持ち良く「道具屋」を演れたことで、かなりのストレス解消になりました。(by かずのこ)

おなじみふれあい寄席のお茶子さん、
いつき乃小桃さんです。
手馴れたもので、とても岡山らしいではありませんか。
以下、演者本人の感想です
大元公民館での出前寄席
とき  平成16年9月3日
岡山市内にある大元公民館です。二度目の出前寄席となりますが、今回は「高齢者の元気術」講座に出演させていただきました。
前半は、岡山県警のシルバーサポーター、河田さん、喜多さんによる交通教室です。交通に関する「三択クイズ」や歌体操など、楽しみながら交通安全の大切さをしっかり感じさせる内容でした
備前家十七吉さんの『平林』です。「初舞台とは思えない!」とお客様に言っていただきましたが、本人は「自分の声の大きさもわからなくて、ものすごく緊張した〜」、とのことです。写真は終盤の「タイラバヤシかヒラリンか・・・」と言いながら踊っている所で、この辺りになるととても楽しそうに演じていました。
最後は吉備家めじろさんの『崇徳院』です。本人は「マクラがイマイチで」、と言っていましたが噺に入るとテンポよく、長いネタも最後まで集中して出来たようでした。最前列のお客様が終了直後「前回より上手くなってるよ、頑張ってるんだね。」と声をかけられ、感激のめじろさんです。お世話になった公民館の館長さん、スタッフの方々、ありがとうございました。