活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第12回ふれあい寄席
とき  平成17年1月30日
ところ ゆるびの舎
1月最後の日曜日ですが、“噺の会じゅげむ岡山支店”としては新年初の寄席です。

この日ゆるびの舎では1階でピアノ発表会、2階で健康教室が行われており、人通りの多さが期待できます。
出囃子の準備中です。
 
今回は大阪本店より司之助代表、くじらさんをお迎えして6席予定しています。

久々の大阪からの応援ということもあり、岡山のメンバーはいつも以上に気合いが入っている様子です。
少しでも目立たせようと、ハッピでひと工夫。
結構目につくようで、足を止めて下さる方に声をかけて入っていただきました。
今日は開演前から客足は好調で、リピーターの方有り、ちらしを手にお越しの方有りで、場内いいムードで開演です。
トップバッターのかずのこさんは、マクラで新年の挨拶もする為幾分緊張気味のようですね。
まずは、讃岐家かずのこさんによる『桃太郎』です。

お馴染みの、父親が子供を寝かしつけようと「桃太郎」のお話しをする噺ですが、会場のお子さんの反応も非常によく、ぜひ子供達相手の出前寄席でやって欲しいネタですね。
続いて、笑皆亭凡々さんの『色事根問』です。

最近仕事で四国での生活が長かった凡々さん。あまり練習する時間がなかったそうですが、慰問などで何度かやったネタなので、余裕がある感じでしたね。
来られていたお嬢さんの反応が気になるところですが・・・。
三番目は、吉備家めじろさんの『時うどん』です。

時を尋ねてうどんの勘定をごまかそうとする噺ですが、やはり見せ場はうどんを食べる所。
ワークショップで雀松師匠に見ていただいたネタだけに、会場中が引き込まれましたねぇ。
小桃さんがお休みの為、即席お茶子の十七吉さん。
本人は江戸落語なので、直前でも「小拍子は右?左?どっち〜〜」てな状態です。
四番目は我が会代表、寿亭司之助さんの『花色木綿』。

空き巣に入られたやもめが、出まかせに盗品を言いますが、それらの品の裏は全て花色木綿で作られているという。
マクラで“噺の会じゅげむ”には入会試験があると言っていましたが、さぁ!あなたは「寿限無寿限無五光のすりきれ・・・」を何秒で言えますか?
トリの前は、備前家十七吉さんによる『義理ギリコミュニケーション』です。

玄米や添加物にうるさい妻の不在時に、母親のススメで好物の「卵かけごはん」を食べる夫。そこへ妻が帰って来て・・・、
嫁姑の激しい岡山弁のバトルが展開されます。
出番直前のくじらさん。
精神統一中のお姿は、なかなかのベストショットですね。
さて本日のトリ、潮吹亭くじらさんによる『厄払い』です。

厄払いの口上を教わり、世間を回って門々で商売しようと試みますが、なかなか上手くいきません。「鶴は十年、亀は一カ年!」
会場へお越しの皆さん、厄を払ってもらえましたか?
打上げは「横綱」でお好み焼きです。

今回は39名のお客様にお越しいただき、いい雰囲気の会だったなぁというのが一同の感想でした。
車なのでビールが飲めないのは残念ですが、幸先良いスタートに乾杯!

今年度も“噺の会じゅげむ“をよろしくお願いいたします。