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高座設営中の様子です。扉を開け放ったむこうにある馬に乗って、子供達がよく遊んでいます。 |
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小桃さんと一緒に受付されているのは、本日デビューの恋生さんの奥様です。 社会人になってから知り合われたため、ご主人の落語を聴くのは今日が初めてとのこと。それってどんな感じなんですかね・・・幻滅するか、それとも惚れ直すか?準備から後片付けまで、大変お世話になりました! |
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着替えをすませた凡々さんと恋生さん、そして出囃子テープ準備中のかずのこさん。恋生さんは何を選んだんでしょうね。 彼の入会で岡山支店は演者が五人となり、上方落語が三人(うち凡々さんは江戸も少々)、江戸落語が二人なので、両方の文化が入る岡山の人々にとっては丁度いいかもしれませんね。 |
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開場後お客様も順調に入って下さり、今日は40名お見えになりました。 次回9月の八角寄席は、岡山支店を立ち上げて三周年の記念寄席となります。“お知らせ”に載せてある手作りのちらしをお配りしています。 |
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最初は笑皆亭凡々さんの『青菜』。 この時期よくかけられる噺ですが、“やなぎかげ”、飲んでみたいですねぇ。奥さんに、「・・・九郎判官(ほうがん)義経」と最後まで言われてしまった後の植木屋の表情が見せ所です。 |
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「大学卒業後全く落語から離れていた」という恋生さん。緊張で放心状態?の表情です。 以前から当会の名前は知っていたそうですが、再び落語をやりたくなってきた時期と岡山転勤とが丁度一致したわけですね。う〜ん、落語の神様のなせるわざ! |
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真新しい恋生さんの名ビラを出す、お茶子のいつき乃小桃さん。 東京では前座さんがする仕事ですが、最近プロの世界でも女性入門者が増え、寄席でも女性の前座さんをよく見かけます。 |
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二番目は三田家恋生さんによる『猫の皿』。 落研時代の話から入り、新入部員の頃教わった小噺や、時事ネタで杉田かおるさんの離婚騒動について独自の視点で語るなど、ブランクを感じさせないマクラから噺へ。 |
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道具屋が一服した茶店で、猫が餌を食べている皿が大層高価な物であることに気付きます。猫を三両で買うのでその皿をつけてくれと店主に申し出ますが・・・。猫をたくさん飼っているため、猫の名前が“猫その八“ってのが笑えますね。 |
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お次は吉備家めじろさんによる『粗忽の釘』。 宿替え直後、奥さんにホーキをかける釘をうつよう言われ、アレコレ言っているうちに長屋の隣家まで釘が突き抜けてしまいます。衝立の裏におられた琴の先生が、始終顔を覆って笑いをこらえていましたよ! |
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ヒザは琴と尺八の演奏です。 尺八の岩田稲山先生、琴の内藤明佳能先生、お弟子さんの白川真樹子さん、十七吉さんによる演奏です。一曲目は十七絃を入れた合奏曲『花かげ変奏曲』。かわいらしい曲で落語の雰囲気が一転します。 続いて岩田先生による尺八の独奏です。ここで先生が長さの違う尺八に変えたので、その解説付きという贅沢さです。目をつむると深い森の中にいるような、そんな澄んだ音色にお客様も聴き入っておられました。 |
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特集のコラムにもありますが、関東に多い山田流筝曲を岡山でやっている人は珍しく、山田の曲をもっと岡山の人に聴いてもらいたい、というのが内藤先生や十七吉さんの強い希望でした。 唄が難しく、十七吉さん自身も最初は“ワケがわからなかった”そうですが、次第に粋な江戸情緒の虜になったと言います。その流祖山田検校の『江の島曲』を演奏しました。内藤先生の三絃素敵でしたね! |
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本日のトリは讃岐家かずのこさん。得意ネタの一つ、『代書』です。 上方演芸資料館でこの噺の作者のことを、「新作落語の名作『代書』を生み出した」と紹介してありました。現在は高い識字率を誇る日本でも、少し前まではこういう職業があったんですよね。 |
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寄席や慰問先で何度かやっている噺ですが、その都度違っていて工夫している様子が伺えます。好きな噺や特別思い入れのある噺は誰しもありますが、彼にとってそういう噺の一つなんじゃないか、という気がしますね。 最後の「ポーンッ!」は大変気合いが入っていましたよ。“へり止め”をご存知の方も多かったこの日のお客様、本当によく笑って下さいました。 |
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いつものロイヤルホストで打上げです。 話題は皆聞きたかった恋生さんの落研時代の話に集中していました。先輩方を前にした稽古の様子や、先輩に衣食住の“食“の部分を握られている話など、想像以上の厳しさでした。これからは好きな噺を好きなようにやって下さったらいいですからね〜♪ |
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夕日を背負って反対側から撮影。 終演後出前寄席の依頼がありましたが、琴の先生にも演奏依頼があったとか。尺八に琴に落語。やっているものは違っていても、芸に対する姿勢やその芸の世界がもつ深い文化に触れ、また落語頑張ろう!と触発される岡山支店メンバーなのでした。 次回八角寄席は三周年記念です。大勢のお客様のご来場をお待ちしています! |