ところ ゆるびの舎
とき  平成18年3月19日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第16回ふれあい寄席
 会場準備も回を重ねるごとに早くなってきましたね。重く感じていた机や椅子の移動も、地域のお客様が増えている最近は苦になりません!
 準備も終わり余裕のメンバー達。今回初めてトリを務める恋生さん。今は余裕に見えますが、奥様によると先程スーパーで昼食の買い物中ずっとネタをくっていたとか。
 開演三十分以上前ですが、すでに席取りに来られるお客様も。
 吹き抜けになっているので、2階から1階を眺めるとこんな感じです。喫茶コーナーで待ち合わせされるお客様もいらっしゃいます。
 会場前にある机で食事中の恋生さん夫妻。そのむこうに子供達がよく遊んでいる馬の乗り物。乗ってる時は画面も動きます。 
 今日の噺は結構長いネタですが、余裕なようです・・・っていうか、大丈夫!?
 受付では女性陣だけで盛り上がっている様子。恋生さんの奥様が観に行った宝塚や歌舞伎の話題のようですね。
 観るのもいいけど、出るのはどうですか?
 高座に座っているのは、最近掲示板でお見かけする世間亭廣加郎さん。
 先週の出前寄席にも出演していただきましたが、廣加郎さんの書き込みを見て他天狗連の方々からの書き込みが増えているのはご存知の通り。
 入会決定となり、メンバー紹介が楽しみです。
 客足は順調で、開演前に約40名の方がお越しになり、プログラムの追加印刷に走るほど。途中入退場の方も少なく、ふれあい寄席を予定して来られた方が大半でした。
 受付には恋生さんの奥様のフラワーアレンジ作品が。和テイストですね。
 最初は讃岐家かずのこさんによる、『ハナ子と和子』です。
 毎朝公園でおしゃべりするおばあさん二人。お年寄りの言葉は一つ一つ味があり、存在そのものがネタの宝庫ですね。かずのこさんのおばあさんは103歳まで生きておられたそうですよ。
 お次は笑皆亭凡々さんの『一文笛』。
 私の今日の噺は笑える話じゃないんです、と言ってマクラではかなり笑いをとっていました。
 会場には若い女性もいて、誰の知り合いかと思っていたら凡々さんの娘さんのお友達でした。初めて聴く落語の感想を是非お聞きしたいですね。
 お茶子の小桃さんです。
 「今日のプログラムはいろんな噺が適度に交ってお客様も聴きやすかったんじゃないかな」と言っていました。演者は高座と進行で手一杯になるので、彼女から聞くお客様の様子はとても参考になります。
 でも打上でしきりにデビューをすすめられておりました。
 続いて吉備家めじろさんの『池田の猪買い』。
 猪肉を買うため池田まで行く道中や、猪を打つ所など随所で笑える噺です。
 岡山で猪が有名なのは新見辺りですが、県南部でも食べ物がない時期には山の麓で目撃されることがあります。
 ひざがわりは備前家十七吉さんの『白日の約束』。
 39歳で初めて彼女ができた男がホワイトデーを忘れていた為、“OLキラー”の同僚からお返しの品をもらいデートに行きます。彼女の口から出た意外な言葉とは?
 十七吉さんは「四十七士の半分位は言える」そうです。
 今日のトリは三田家恋生さん。演題は『宿屋の仇討』です。
 よそで聞いた殺人を自分の話として自慢していた所、宿の隣客が妻を殺された侍だった!
 初トリということもあり、袴姿で気合いが入ってますね。
 夫の晴れ姿をカメラに納めています。
 むこうには着替えも終わり、ゆっくり聴いている凡々さんと、満席の為スタッフ席にいる天秤座さん。
 学生時代やったネタだそうですが、足のしびれも切れる30分間の熱演にお客様も引き込まれていました。
 「ゲーンさんは色男!」と盛り上がっていった後の侍の顔が最高でしたね。
 世間亭さんと天秤座さんを交えての打上です。
 案内葉書や地元町内会でチラシの回覧をお願いした成果もあり、確実にリピーターが増えているふれあい寄席。世間亭さんは会の立ち上げを経験されていて、地域へのアプローチの方法など参考になる話を色々伺うことが出来ました。 
 仲間もお客様も増え、もう少し後であればお花見にでも行きたい位ハッピーな気分のメンバーなのでした。