ところ ゆるびの舎
とき  平成18年6月11日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第17回ふれあい寄席
 梅雨入りしたばかりの6月初旬の「ふれあい寄席」、ワールドカップも開幕し夏ももう間近。
 この高座布団も、うちの寄席に次第になじんできましたね。
 開場前でありながら、みなリラックスした様子。
 プログラムに数を書き込み、あとはお客さんが来られるのを待つだけ。
 ネタよりもそっちのほうが心配?
 楽器を持つとなんとなく嬉しくなってきます。
 いきなり初心者が出囃子に挑戦する無謀さを、この時点で初めて悟りました。
 テープも用意して頂きましたが、今回は恥をかいて次回につなげます。ちゃんと教わってきますので、もう暫く!
 芳明小「笑わせまっせクラブ」、2代目芳明亭桃助くん(小5)です。
 本人はいたって冷静で、緊張してるのはお母さんの方だったりして。
 たしかに自分の小学校の頃は、まだ緊張感ということさえ知らなかったような,,

 
 うちの会の看板むすめのお二人です。
 お客さんをお迎えする準備も整って笑顔も見られますね。ハッピ姿もさまになってま〜す。
 もう一人の十七吉さんは危険物の試験を終えて、ちょっと遅れての到着となります。
 開演時点で30名近くお越しいただき、凡々さんのDMなど努力の甲斐でしょうか、
 落語に詳しい方が多いみたいで、ツボではよく笑っていただきました。ありがたいです。
 廣加郎さんの今日のネタは「宗論」。
 
 ダビンチコードの話やら小噺やら、関連するマクラでお客さんの心をなごませて、、、
 仏壇屋のせがれ作次郎が、よりによってキリスト教に凝ってしまうという、仏教徒の父親との論争を描いた噺。
 この羽織、学生時代に作られた高価なものだとか、いい物はいつまで経っても変わらないですね。
 廣加郎さんの、このところの活躍には驚くものが、
 新潟や愛媛などなど落語のあるところなら神出鬼没といったところ。落語講座や慰問、夏祭りなどなど頼るところが今後も多くなりそうです。
 桃助くんのネタは「平林」。
 
 定吉っとんが親旦さんから手紙を預かってお使いに行くことに、、、
 うっかり行く先をを忘れてしまい、道行く人に手紙の宛名を読んでもらうのですが、
 桃助くんの丁稚さんは愛嬌があってかわいらしいですね。いろんなクスグリがあって、教わったものなのか一番ウケてました。
 
 恋生さんの「禁酒番屋」です。
  
 マクラでの刑務所の小噺で、お客様を爆笑の渦に、
 ある藩のお屋敷に禁酒令を出し門のところに禁酒番屋を設けた、
 ある日、藩一番の大酒のみの近藤が、酒屋を脅かして酒を屋敷に持って来るように命令する。酒屋は困り果てたが、番屋をごまかすためカステラの下に酒1升を隠して門まで来たのだが、、、

 好きな噺家さんが米朝さんでネタも10ほどあるとか、、
 小学校での落語クラブのようなものが、もっと活発になればこういった機会を増やしていきたいですね。
 お次は、かずのこさんの「ひとり静」。
 
 関西のおばちゃんを中心に文化の違いを面白ろ可笑しく描いた、かずのこさんの十八番。
 おばちゃんの仕草なんか見所十分
 久しぶりなんですかねぇ。うちのメンバーでも聴いたことがない人がいたなんて。
 いつも奥さんにもお手伝いいただきまして、賑やかで楽しく寄席をさせていただいてます。
 恋生さんの知らない一面を見るにつれ、夫婦関係が冷めないかが心配です。
 勘定板といい今日のネタといい、ますます拍車がかかってもう誰にも止められないかも。
 本日のトリ、凡々さんの「はてなの茶碗」です。
 
 まずは軽く「向こうから来るの、あれ坊さんと違うか〜、ソウです」
 と、お決まりの小噺から、

 
 京都の清水さんに音羽の滝があり、その前の茶店に五十ちょっと過ぎの上品な物腰のお方。
 飲み終わってその茶碗を覗き込んだり、ひっくり返したり、「はてな?」 茶代を払ろて出て行ったところから話が

 じっくり聴かすネタで、トリにぴったりといったところ。凡々さんの味のある演技にお客さんも引き込まれて、長く思えないのが不思議ですね。
 ステーキを食べてこのお二人、お次はデザートに
 食べ方でその人の個性がでますね。お互いにツッコミを入れながら、手のほうはあまり動いてないようで。
 帰って奥さんの料理も食べないと、といいながら凡々さんのこの食欲。べつ腹か?
 
 
 毎度おなじみのロイヤルホストでの打ち上げで、いつもの9人です。
 お酒も飲んでないのになぜか大盛り上がり
 天秤座さんには準備から手伝っていただきました。
 
 多くの方に支えられてのこの会とこの寄席、今後とも末長くご支援下さい。なが〜い目で、、