ところ ゆるびの舎
とき  平成19年4月8日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第21回ふれあい寄席
 岡山の春を感じる吉備路の備中国分寺の写真を載せてみました。
 連休中はれんげまつりや五重塔のライトアップが行われ、郷土芸能の舞台もあります。中でもオススメは総社市の備中温羅太鼓さん♪吉備津彦と温羅(桃太郎伝説のモデルといわれる)が戦う曲をはじめ、迫力ある演奏が評判です。
 この日は年度替り(お花見シーズンと?)の時期だからでしょうか、他の会場で行事もなく、寄席に来られるお客様も入口近くの駐車場にとめることが出来たようです。
 この高座と客席の位置に、演者もお客様も慣れてきましたね。
 受付前のホワイトボードにご案内とサクラの花など書いてみました(すごい悩みながら・・・)。法被を着て動くと汗ばむ陽気です。
 前説が廣加郎さんと決めていたわけではないのですが、最前列のお客様からの質問に話がはずみ、14時に始まらないんじゃないの?と心配になる程盛り上がっています。
 DM以外で来られる方の中には、「新聞に載ってたから」というお客様も。真備町からお越しの方もいらっしゃいました。美味しい筍で有名な町です。
 本日の開口一番は、讃岐家かずのこさんによる『老婆の休日』。
 元気に(!?)病院に通って来るおばあさん達の噺で、内容も随所に笑う所はあるのですが、マクラでやった「何も食べていないのに口が動いているように見える」顔など、おばあさん達の表情でもかなり受けていました。
 お茶子の小桃さん。津山を出る時は、鶴山公園に向かう車で道が結構渋滞していたそうです。
 私達がこの後行った花見も、最初は後楽園でしよう!と言っていましたが、人が多くて会えない可能性がある為、寄席会場近くに場所を変更しました。
 二番手は皆笑亭凡々の『七度狐』。
 今回はハメを入れてみましたが何ヶ所もあるためタイミングをはかるのが難しく、途中ネタが飛んでしまったそうです。久しぶりに奥様が来られたからではなくて?
 お次は吉備家めじろさんの『子ほめ』です。
 マクラは大物投手の渡米で注目度↑の大リーグの話題。この噺に出てくる、大人の年は見た目よりやや若く子供はやや上に言って、という褒め方は本当に実用的ですよねー。
 そして本日のトリ、世間亭廣加郎さんによる『蜘蛛駕籠』です。
 明治時代蒸気機関車が走り始めた頃は蒸気船に対し、陸の上を走ることから「陸蒸気」(おかじょうき)と呼んでいたそうです。それ以前、江戸時代になると、移動手段はやはり駕籠。駕籠かきを雲助と呼んでいました。
 今日は四席なので、皆たっぷり演るつもりでしたが、意外にあっさりと1時間40分位で終わりました。
 「実は私達はこの後花見に行くので、ここを早く片付けて場所取りに行かなきゃと思いましてね・・・。」と後説?じゃないですが、当会の紹介や出前寄席のPRもさせていただきました。
 打上げは早島公園の桜の下で行いました。
 ゆるびの舎からは、古い街並をゆっくり歩いても10分位で着けます。準備から手伝って下さった凡々さんの奥様(と言うより運転手?内助の功ですねぇー)も参加され、風が吹く度花吹雪が舞う中美味しいお弁当とお酒をいただきました。
 宴たけなわ、ぼんぼりに灯りが点って、いい雰囲気でしょう(*^_^*) 寄席会場が郊外なのでいつも車集合なのですが、時々(いえ、しょっちゅうでも!)こうやって飲むのもいいですね。
 次回はこの度国の重要文化財となった八角園舎からお届けします!