ところ ゆるびの舎
とき  平成20年2月17日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第25回ふれあい寄席
 昨日は岡山の冬の一大行事、西大寺会陽(はだか祭り)があった寒さの一番厳しい時期の日曜。
 ここのところ週末になると、きまって寒波が来ています。だたこの部屋だけは暖房が、やけに効いてて暑いです。
 下の大ホールでは、ちびっ子達の発表会でしょうか、家族連れで混雑していました。何人かでも上にあがってもらえればねぇ
 高座から見れば、こんな感じ。椅子の数も回を重ねるごとに、だんだん増えてきました。
 マイクの入りが良く無かったのか、上のスピーカーからは聞こえなかったようで、次回からは念入りにチェックしましょうね。
 今日は5人のメンバーと凡々さんの奥様の6人だけ。受付までして頂き申し訳ないです。DMの住所録を作るためにも、これって大事なことなんですよね。
 真剣な様子でネタを繰ってます。
 トップはその寄席の雰囲気を和ませるためにも、プレッシャーがかかりますよね!
 廣加郎さんの前説です。
 54名のお客さまをお迎えいたしました。 DMでの効果は侮れませんね、3割から4割近く来られているのではないでしょうか。
 
 トップは浩輔さんの「白日の約束」
 3月14日に、彼女から、「今日の約束、覚えてるよね?」と言われた男。
 「今日は、何日だと思ってるの!?」
 「今日は3月14日だろ?・・・3.14。・・・円周率?
 以前十七吉さんがされたこのネタ、バレンタインデーにまつわる話ということで、この季節にピッタリのネタと言えるものです。
 2番目は私めじろの「道灌」。
 柳家一門がまず最初に教わるネタだそうで、、
 この話に出てくる山吹の黄色い花は白い花と違い、実を付けないんだそうで奥が深い噺なんですね。廣加郎さんから聞くまで、ちっとも知りませんでした。
 中トリは廣加郎さんの「親子酒」。
 「毎晩まいばん酒ばっかり呑みくさって、歳いったものは仕方がないとしても、、今日は夜と共に意見いたします」このヘンな理屈が落語らしくって好きです。
 気持ちよくやっているように見えるのは気のせいでしょうか?日頃からお酒を飲む時は演技を意識してたりして。
 うちの会では初トリの式部さん、
 今回は新調の着物(紋付で紫色?)が間に合わなくて残念です。着てもらう機会を作らなければなりませんね!
 お次は凡々さんの「向こう付け」
 無筆なこの男、斎場にて帳場係り、受付を頼まれることになり、女房に相談すると帳場は二人でおこなうのが普通だから後から来た人に記帳をさせればよいと、、、。
 仁鶴さんのでしょうか?都丸さんの雰囲気のほうが近いのでは。
 トリは式部さんの「崇徳院」。
 若旦那作次郎が寝込んでいるその原因を聞き出してほしいと親旦那から頼まれた熊五郎。聞き出したその訳というのは気病、恋患いで、放っておくと5日も危ないと。
 その娘を捜し出すことになったのだが、皆目見当がつかない、雲を掴むようなお噺。

 「崇徳院」は学生時代以来で、「あの頃こんなネタよくやったなぁ」と。三十何年ぶりにやるこのネタ、米朝さんのバージョンでいざ、、、
 この噺のオチは人それぞれで、演者のこだわりが出るところです。
 初トリの式部さんお疲れ様です。
 多くの常連のお客さまがお見えになり、今年初のふれあい寄席も無事終えることができました。わざわざ足を運んで来てくださる方々のためにも、もっと努力を。
 まずは我々自身が楽しんで落語をやれること、その機会に恵まれたことに感謝!そして乾杯!