ところ ゆるびの舎
とき  平成20年2月8日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第31回ふれあい寄席
 一階のロビーでくつろぎ中。
 大ホール使用のイベントがない為、駐車場の車も少なく、玄関近くに停めることが出来ました。いつも人気のあるこのソファも空いていました。観葉植物の後ろにある階段を上っていくと、すぐ会場の研修室があります。
 高座の高さを調整している様子です。
 出演予定だった三田家恋生さんが欠席に。奥様がインフルエンザにかかってしまったのだそうです。看病するのは彼一人。確かに、「自分もうつっているかも」という状態で高座に上がるのは非常に危険です。
 『宿屋仇』のハメを確認しています。部屋を変わる毎に下座の音量が変わる“ハメ殺し”や、ハメを止めるタイミングを、何度も確認していました。
 開演前、出番を待つ式部さんと、前説の廣加郎さん。
 今日の前説は、恋生さん欠席の話が中心でしたが、特にご案内する内容がない日でも、ネタには事欠かない廣加郎さんです。
 開演です。最初に上がった紫亭式部さん。演題は『定年ボランティア』、ご本人の創作落語です。
 定年した無趣味の亭主に、家にいられてはかなわないと、奥さんが老人ホームの話し相手ボランティアを勧めます。早速施設で一番気難しいおじいさんの部屋に行かされるのですが・・・。途中ホロリとさせられる場面もあり、もっと後の出番でやって欲しい噺です!
 開演間際に椅子を増やすなど、満席に近い状態。最近、常連のお客様が増えてきたという安心感はありますが、ネタ選びには慎重になります。
 二番手、吉備家めじろさんによる『道灌』。
 下座と両方の日は練習や準備が大変なのですが、他の人のネタを見、時間を考えてこのネタにしたら結局四席でやることになり、「それなら『金明竹』にしときゃよかった」とマクラで言っていました。上方落語で上がる時と、江戸落語で上がる時は出囃子も変えています。
 中トリは、笑皆亭凡々さん。演題は、『宿屋仇』です。
 以前CDのハメでやっていますが、CDでも音量調整やタイミングをはかるのは難しく、結構気をつかいます。開演前、下座との合わせで気になっていた点は、何とかクリア!
 中入り後は本日の主任、世間亭廣加郎さん。演題は、『替り目』です。「三下り中の舞」の曲にのって登場です。
 会のメンバーが演者プラス十七吉さん、の5人だったので、準備に受付、後片付け、とフル回転でお手伝い下さった凡々さんの奥様。
 長期出張が多い凡々さん。お二人の仲の良さの秘訣は、この程よい距離感でしょうか!?
 酔った夫が妻に買い物に行かせ、妻を独り言でウダウダ褒めている所を、妻が聞いていた、という所で終わります。そこで終わると初めての方にはわからない為、なぜ『替り目』の題になるのか、最後の挨拶の中で解説していました。
 ほぼ満席のお客様で幸先の良い2009年。今年一年も、ふれあい寄席をよろしくお願いいたします。