ところ ゆるびの舎
とき  平成21年8月2日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第34回ふれあい寄席
 昨晩の雨で、早島町の夏祭りは今日に延期。祭りが始まる16時には、近隣の駐車場が閉まってしまうため、今日は16時前に会を終える予定です。
 お稽古中なのは、4月に受験休業後の復帰高座をつとめ、それ以後部活や学校行事で少しブランクのある剣助さん。「緊張する〜」と言いながら、本日のネタはその場で決めておりました。
 珍しく見台を前に(この写真は横?)している廣加郎さん。今日は泥棒ネタでつぶやくようなセリフが多い為、まずはマイク音量のチェック。
 女性二人で何の会話がはずんでいるんでしょうか。(確か、選挙権と総選挙に関わる雇用問題について、だったかと・・・)
 恋生さんの奥様が受付の時にはいつも、和のフラワーアレンジと、几帳面に並べられたチラシとプログラムが。
 トップですが着替えを終え、ものすごく余裕のある様子の恋生さん。そして、出番が最後で本当に余裕のある式部さん。
 めじろさんの前説の後、開演です。最初は、三田家恋生さんの『力士の春』です。
 春風亭昇太師匠の作ですが、一万時間の努力をすればプロになれると言われるスポーツの世界。石川遼君や浅田真央ちゃんのように英才教育は早目に始めると良いのですが、それが相撲の場合どういう子になるのか、という噺。子どもさんの多い八角寄席でも大受けでしたが、“タニマチ遊び”等会場とお客様が違えば、笑い所もまた異なります。
 夏祭りの多い週で、岡山市内では昨日に引き続き桃太郎祭りが。約五千人の着飾り化粧をした鬼“うらじゃ”が踊っているはずです。
 そんな週末、寄席へお越しのお客様方。これもサービスとばかりに入っている冷房。ちょっと今日は寒すぎ・・・。
 次に高座に上がったのは、芳田家剣助さん。高校生の間はこの芸名で行くことにしたそうです。つい先ほど選んだネタは、この時期一度は必ず聴きたくなりますね、『ちりとてちん』。
 本人の緊張とは関係なく、落ち着いた高座です。
 部活動はハンドボール部で鍛えられているそうで、日に焼け、さらに精悍になった感じです。入れ替わりの時、高座返しと見台を出すのに少し時間がかかり、鯉(この曲は結構難しい)を長目に弾いて少し疲れている?十七吉さん。
 中トリは世間亭廣加郎さん。演題は『夏泥』です。
 新米の泥棒が入った家は留守かと思いきや、暗闇の中に怪しい住人が。登場人物は、不気味な家の主と泥棒の二人だけ。話の展開が進むにつれ、お客様も次第に泥棒に同情していきます。そこへあっさりとオチの台詞。
 短めの中入りの後は、讃岐家かずのこさんによる『寿限無』です。
 最初の数々の名前の解説の所は、演者もお客様もダレ気味になりますが、かずのこさんの技量とお客様の“聴く”技量、なのでしょうか、間延びした様子が全くありませんでした。そして後半の名前を連発する箇所は勢いよく、あぁ、前座噺って奥が深い!
 そして今日のトリは、紫亭式部さん。演題は『蛇含草』です。
 いつもながら、「あそこのお客様が、聴くのを待っているんだ」という大人のマクラ(!?)。餅を箱ごと焼いて食べる、と豪語した男が最後にとった手段は・・・。暑い季節に餅を食べる場面というのも、なかなかいいですね!
 今日は式部さんの職場の方もお見えになり、打ち上げへも参加していただきました。「 最初○○さん(=式部さん)が着物着て、落語してる、ってのになかなか入って行けなくて・・・。」反対に私達にとって、式部さんが落語をしている姿が当たり前で、普通に仕事している姿が想像つきません・・・。
 今回は式部さんが着替える前に、さっさと記念撮影です。カメラの持ち主である廣加郎さんの、サイン(リモコン操作?)がなかなかいいですね☆