ところ ゆるびの舎
とき  平成21年10月11日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第35回ふれあい寄席
 広島演芸協会副会長、柱笑福さんをゲストにお迎えしてのふれあい寄席。
 下の大ホールではカラオケ大会のようで、おじちゃんおばちゃんがオシャレして、椅子を占拠、お弁当を食べてました。
 コンパクトな拾八さんの見台膝隠しをセットして、高座の具合を確認。
 笑福さんにまでお手伝いいただき申し訳ありませんでした。
 人手が少ないながらも高座が完成しホッと、後はお客様が入って来られるのを待つだけ。 凡々さんリラックスしすぎ?
 今回は出番の無い式部さんの前説から。
 今日はメンバーも少ないため、お茶子さんの役もこなしていただき大忙し。
 前説では時事漫談を。講演を頼まれることの多い式部さん、話のオチへのもっていきようといい皆感心しきり。ぜひ落語に仕上げて一席!
 トップは凡々さんの「向う付け」。
「十一屋のご隠居さんが、お亡くなりになったんやがな」「 隠居がなくなった? なくなったらお前、探さんかい 」
 半年ぶりのふれあい寄席の高座、仁鶴さんそっくりで前座にはもったいない、との声!
 お次は浩輔さんの「犬の目」。
 歌武蔵さんのバージョンでしょうか、新作らしい入りで「クリクリポッコン〜」と目ん玉くり抜くところなんか、らしくて面白いですね!
 ピンク色の綺麗な色ですね、笑福さん。
 徳島出身でありながら広島の東洋工業(現マツダ)に入社後お笑いを。転勤で大阪に住むこともあったとか。
 この2人、打ち上げでは春団治さんの話題で大盛り上がり、出囃子「野崎」が重ならなくてよかったのかな?
 中トリは柱笑福さんの「振り込め!」(桂三風作)
 「柱のキズはおととしの、笑う門には福きたる〜カツラやおまへんハシラです、横棒一本足りないんでございます」
 広島では珍しい上方落語をテンポよく、勢いがありますね。まずは文珍さんばりの小噺でお客さんを爆笑の渦に!
 中入り後はめじろの「権助魚」。
 旦那が女を囲ってるのでは、とヤキモチを妬くおかみさん。一円の小遣いで丁稚の権助を買収、旦那の後をつけさせることになったのですが、、
 本日のトリであります廣加郎さんの「天災」です。
 2本の離縁状を書いてくれと飛び込んでくる慌て者、手紙を持って心学の先生紅羅坊名丸さんを尋ね、話を聞いて来るようにと。
 嫁と実の母親を殴って、「どっちが悪いか聞いとくなはれ}と飛び込んでくるパターンの「天災」も、たまに聞かれますが。
 廣加郎さんらしい流れるような滑舌で「まっぴら〜んねぇ、まっぴら〜んねぇ」「ぴらぴら仰る方はどなただぃ?」

 「孝行のしたい時分に親は無し〜」
 あらためて考えるさせられることが多くなってくる年頃、深いイイ言葉ですよね。

 笑福さんもはっぴ姿に着替え、皆でパチリ。 少人数で男ばかり、たまには、、良くないか。
 じゅげむの会以外の演者をゲストに迎えた今回のふれあい寄席、今後もこうご期待!