ところ ゆるびの舎
とき  平成22年4月25日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第38回ふれあい寄席
 廣加郎さんが手にしている、皆の視線の先は・・・鍋? いえいえ、銅鑼をネットオークションで落札、購入したのです!叩く位置によって音程や音質が違うので、確認中です♪
 階下で発表会があったものの、連休前で大きな催しはないせいか、駐車場の車も、公園で遊ぶ子ども達も、館内の人数もほど良い様子。
 受付準備中の恋生さんの奥様、プログラムにナンバリング後、案内チラシとセットにして並べています。並べ方の美しさに性格が表れてますね!写真左に写っている額は、和布を使った作品で、鯉のぼりや菖蒲等が描かれていました。
 下座の合わせ中。前の週は大阪本店で演奏でした。ホームグラウンドへ帰って少し気が抜けたのか、今回は失敗続きの十七吉さん。「野崎」の銅鑼は、次回是非!
 トップは備中亭浩輔さん。演題は、『犬の目』です。
 「まずは、お付き合いを願いますが、・・・お付き合いと言っても結婚を前提に、というわけではありません。」真面目そうな浩輔さんが真面目に言うので、笑えます。最初から、いい感じに会場をあっためています。
 今日は椅子の並びを、より意識して配置しました。少し広がり過ぎただけでも、お客様の笑いの伝わり方、演者の気の配り方、違ってきます。
  二番手は三田家恋生さんの、『勘定板』です。
 “へぇ”の連続だったマクラですが、トイレの始末で紙を用いているのは、世界の三分の一の人達だけなのだそうです。後は、草、石・・・色々ですが、これはまだ日本人も紙を用いてなかった頃の話。便所、手洗い所、雪隠、厠、・・・日本では呼び方も多彩ですね。
 中トリは世間亭廣加郎さん。演題は、立川志の輔師匠の創作落語『はんどたおる』です。
 物や金に対する、男女の感覚の違いがよく表わされた作品です。ハンドタオル欲しさに、ダイエット中にも関わらずシュークリームを買う妻、「○○したと思って、買ってくれ」を繰り返す夫。売り込みに来た新聞屋さんを、夫婦それぞれが無茶な注文で困らせます。
 着付けも決まり、襟元を調える式部さん。と、着替え終わって、お疲れモードの恋生さん。来月も本社研修があり、多忙な仕事の合間をぬっての出演です。
 中入り後は、讃岐家かずのこさん。桂文珍師匠の創作落語『老婆の休日』、病院へ来るおばあさん達の様子を描いた作品です。
 入院中の通院友達に対しては「元気なりゃこそ、病院に来られるんじゃ」、ガスレンジで前髪が燃えると「私ら、燃えやすいんやから」。老若男女、笑えるネタです。
 本日の主任は、紫亭式部さん。演題は、『寄合酒』です。
 各自材料を持ち寄って肴を作り、一杯やろうという話に。年中金欠の連中ですから、まともな方法で食材は集まりません。何とか集めたものの、鰹節のダシガラを大事に取り置き、出汁は褌を洗ってしまうという始末。
 公民館等で最近多いのが、定年前後の世代の男性対象の「料理教室」。式部さんの料理の腕前はなかなかのもので、「男の料理教室」の講師経験もあるそうです。それだけに包丁をもつ仕草や肴のこだわりに、料理する人ならでは、のものが。