ところ ゆるびの舎
とき  平成22年6月20日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第39回ふれあい寄席
 開演1時間前に外は大雨、皆不安な面持ちではありますが、人手が少ないのでせっせと準備に。
 マイクテスト、ビデオチェックで結太さんが高座に。
 十七吉さんが休みで出囃子はCDではありますが、結太さんは持参のCDいきものがたりの「ありがとう」で高座に上がることに。偶然にもプログラムもNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でありました。
 剣助くんの持ってるのは、昨日帰ってきた修学旅行の東京ディズニーランドみやげです(高校生でよく気が付くのもです)。
 受付は今回も式部さんが。
 秋の高座に向けネタおろしのF動坊を覚えてるとか。
 トップは凡々さんの「青菜」。
 最近は小噺も坊さんから老夫婦の噺に
 「植木屋さん、もう仕事のほうは済んでやったんかいな」「へい、ちーと早いように思いまんねゃが〜」これって仁鶴さんの語りで、そっくりですね。
 2番手はめじろの「道灌」。
 『七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき』という古歌をなぞらえて、『実の』と『蓑』を掛け、雨具を断ったといういわれのある道灌公の絵。八五郎も雨具の断りにもってこいと、その歌を教わって帰るのだが。
 このての前座噺、かるくサラッと出来るようになれば良いのでしょうね、やるたびに勉強ななります。
 50名近くのお客様がいらっしゃいました。
 中とりは結太さんの「笠と赤い風車(かざぐるま)」。
 平岩弓枝作、林家正蔵(彦六)により初演されたという人情噺。

 継母おせんの好意をことごとく誤解してぐれた常吉、おきんという女ににそそのかされておせんの十五両をだましとり、その女と旅に出ようとする常吉に、おせんは生母の形見の赤い風車を笠につけてやる。途中で捨てたはずの風車がどうしたことか目の前に。
 初でのゆるびの舎での高座、いかがでしたか?よく聞いて頂けてたので寄席も締まったものに。

 剣助くんのマクラに感心しきりの廣加郎さん。
 剣助くんは「親子酒」。
 マクラは当然昨日までの3泊4日の修学旅行の話題でして、「ディズニーランドに行ったのが楽しくって子供にかえってはしゃぎました」って、我々まわりから見れば十分まだ子供に思えるんだけど。あれ、眉毛が細くなってる。
 
 「せ、せがれの 姿が見えんが、どぉしました?酒飲んでる、毎晩毎晩飲みくさって、夜と共に叱ったらなあかん」「わたしは起きてますよ、あいつが帰ってくるまで、、グ〜」
 ここ暫く部活が忙しくて落語はお休みに。
 トリは廣加郎さんの「新だくだく」。
 上方では「書割盗人」という噺。
 絵の先生の所に下宿することになったこの男、部屋が真っ白で味気ないので壁じゅうに家具の絵を書いてもらうことになった。その昼間泥棒が入りんでしまうのだがこの泥棒、遠視でおまけに乱視。
 つもりつもりでオチにひと工夫お入れた「新〜」、お客さんだけでなくスタッフもビックリ!