ところ ゆるびの舎
とき  平成23年2月27日
活 動 報 告
噺の会じゅげむ 定期公演
第42回ふれあい寄席
 会場を借りているのは13時から。12時半頃から一人、二人と集まり、職員の方が開けに来てくれるまで、軽めのお昼を食べたり、おしゃべりしたり。階下のホールでは倉敷アンサンブルのコンサートがあります。
 外は、桜が咲いてもいい程のお天気。この日の全国版ニュースは東京マラソンが話題となっていましたが、岡山でも吉備路マラソンが行われました。岡山市や総社市の市長さんをはじめ大勢の方が参加したこの大会、ハーフ、ファミリーなどコース種類が多く、中四国地方で大変人気のある大会となっています。
 マイクテストに上がる凡々さん。今も四国のどこかへ長期出張中ですが、寄席や出前には出てもらっています。奥様曰く、「落語の予定に合わせて、帰って来るようなもの。」という生活だそうです。
 粋な江戸落語の二人。客席に珍しく和服姿の女性がいらっしゃっている、と注目していますと、この二人の知り合いでした。三人は呉服屋つながり、とも言えるのですが、後日十七吉さんの三味線仲間にその店の常連さんがいて、「落語する人も来るらしいけど」と聞かれたそうです。岡山、狭っ!
 開演前は、女性二人で受付です。凡々さんの奥様が、「これ(半被)着ないといけないのかな?」、十七吉さん「別に、着たい人が着れば・・・」。DMの名簿は早島町、岡山市、倉敷市の方が多いですが、今日住所を書いてくださった方の中には、浅口市など遠方の方も。口コミなんでしょうか、有難いことです。
 トップで上がったのは、安里家結太さん。先日の出前寄席では地元新聞社の取材もあり、南京玉簾をする写真が載りました。演題は、『平和な家庭』。
 先代の三平師匠が大好きな結太さん。途中で来られた方に「お待ちしてました!今、お越しになるんじゃないかと噂してたんですよ。」最前列の男性に「大将だけが頼りなんですから。」と、会場をあたためます。
 結太さんのすごい所の一つが、時間の感覚。出前でも、「三時ぴったりに終わるぞ!」と言うと、本当にちょうど三時に終了。今日も予定時間20分と聞いていましたが、活動報告用のICレコーダーの記録でも20分間で終わっています。
 二番手は、世間亭廣加郎さん。一月から二月にかけて、かなりの高座数をこなし、完全復活といった感じですね。
 なかなかの渋いショットですが、演題は『やかん』。川中島の合戦に那須の与一が出て来、はなった矢を兜がわりの“やかん”で受ける、という噺です。あの、扇子を張り扇に見立てた講釈口調のリズムが、軽快で心地いいですね。
 中トリは、吉備家めじろさん。会場職員の方から「今日は下でクラシックのコンサートがありますので」と言われ、今日も控え目に太鼓を叩いております。
 演題は『動物園』、豪華専用機でパンダが来日しましたが、こちらの移動動物園は猛獣ショーがあったりして、うさん臭い感じです。
 中入り後は、笑皆亭凡々さん。禁煙外来に通い完全に煙草をやめたそうですが、その分体重はプラス10キロ!落語講座を見学に行ったり、地元の天狗連の方と知り合いになったり、充実したプチ四国生活を過ごしている様子です。
 ネタは八角寄席に続き『初天神』で、今日は団子を食べた所までやりました。この虎ちゃんは、岡晴夫さんが好きなようです♪
 来月から早島町で暮らす十七吉さん。次回からは「歩いて会場入り」できる距離の所へ住むそうです。
 終演後、倉敷ケーブルテレビの方に写真を撮られ、「倉敷で寄席をして下さい。取材に行きますから!」とアピールされていました。早島町は倉敷にも近いですが、JR瀬戸大橋線沿線で早島インターもあり、遠方に行くにも大変便利な町です。
 本日の主任は、讃岐家かずのこさんです。演題は、『親子酒』。トリですから、息子とうどん屋の場面をたっぷりと。
 今日は時間のかかるネタも少なく、珍しく16時前に終わりそうな進行状況です。
 平成14年に三人で立ち上げた岡山支店。当初は二ヶ月に一度の寄席以外に落語をする場がなく、めじろさんとかずのこさんの二人で、ケアハウスやデイサービスの慰問に回っていました。最近では行く人の調整に悩む程、出前依頼の件数が増えていますが、当初と変わらず全身のパワーあふれるかずのこさんの高座です。
 記念撮影です。
 下座の二人は、三月に当会KOBEの寄席、四月にジャンボ衣笠さんの湯郷温泉での寄席、と出張演奏が続きます。そして三月、恋生さんの徳島転勤が決まりました。寂しくなりますが、早島は四国から近いので、予定の合う時には是非遊びに来て欲しいですね (T_T)/~~~