ところ 八角園舎

とき  平成19年5月20日

第11回はっかく寄席

噺の会じゅげむ 定期公演

活 動 報 告

 先日、国の重要文化財になるというニュースがあった八角園舎。
 職員の方によると正式な発表と記念式典は6月に行われるそうです。何か変わるんでしょうか(建物の使用に対する規制が増えるとか)と尋ねたところ、「今まで通り皆さんに使ってもらう、という条件で受けたので、何も変わりませんよ。」だそうで、ホッ。
 今日は剣助君と桃助君が出演するので、呼び込みする際も二人のことを大いにアピールさせてもらいました。後片付けの時には、剣助君と桃助君と二人のお友達が手伝ってくれたので、あっという間に終わりました(クラブ活動状態!)。
 剣助君に何を熱く語っているの?廣加郎さん!
 真ん中にいるのはお友達のヘレン君。彼も落語をするそうですが、お父さんが落研出身でそのDNAに期待した剣助君に引きずりこまれた、と以前慰問で言っていました。
 この日は剣助君と桃助君のご家族やお友達も多かったのですが、呼び込みで入って来た子供さんや親子連れの方もいて、受付で十七吉さんは「小学生の人は何年生?」「何時頃出るの?」と質問責めにあっていましたよ。
 本日のトップバッターは、世間亭廣加郎さん。演目は『浮世根問』。
 「根問」は上方ことばで「根掘り葉掘り聞くこと」。実際の廣加郎さんは落語のことは勿論のこと、落語以外のことで何を聞いてもよくご存知です。
 5月31日夕方、ケーブルテレビ0niビジョンに生出演の予定もあり多忙な廣加郎さん、会としても注目して頂けるのは有難いことです。
 この日のお客様の数は52人と八角寄席過去最高!椅子を移動したり追加したりと、浩輔さんは対応に追われていました。
 お次は芳田家剣助君による『天狗裁き』。
 みてもいない喜八の夢を皆が聞きたがり、騒動になっていく、という噺ですが、奉行や天狗のすごみ方や迫力は大人顔負けでしたね!そして数回聴いただけで覚えられる記憶力が羨ましいです・・・。
 今日はお茶子の十七吉さん。
 後片付けが終わった後現れた方が彼女の中学校の同級生で、感動の再会をしていました。以前の寄席にも来られていたそうですが、(お客さんが多かったのかな?)その時はお互いわからなかったそうです。
 三番手は芳明亭桃助君による『寿限無』。
 最近彼は勉強に目覚めたらしいとの噂が。もしかして落語をする大人(と先輩)の姿に自分の将来が不安になった?一度出て行った小学生の女の子四人組が、窓の外から背伸びして見ていました(^_^)v
 トリの前に再び剣助君が登場。なんと彼は南京玉すだれも出来るのです!
 この春から生徒会長になったそうで、高座で鍛えた話術や度胸がいっそう発揮できますね。
 本日のトリは、吉備家めじろさんによる『禁酒関所』です。
 出てきた瞬間客席を見て、「子供が終わった途端に、五割減や・・・」と苦笑い。禁酒関所を突破するために、酒を“水カステイラ”や“油”だと偽りますが、酒の風味を確認するところや酔いがまわっていく様に、こちらも日本酒が飲みたくなりましたね。
 ガストでの4人だけの打上です。
 6月末より、八角園舎で落語講座を開講予定。小学生からシニアの方まで年齢に関係なく受講生を募集中でありまして、今度こそは実現してほしいですね。
 落語に乾杯!