噺の会じゅげむ 定期公演

活 動 報 告

ところ 八角園舎

とき  平成16年11月28日

第2回八角寄席

晩秋の八角園舎です。なんとこの日は、図書館が館内整理の為休館!隣の公園に人影もなく、不安なまま開演時間を迎えることに・・・。

職員の方が椅子や机を配置して下さっているので、持込の道具をセットするだけで時間的に余裕がありました。片付けも手伝って下さり、ありがとうございます。
この写真!お天気で気温も丁度よく、木のぬくもりが伝わるようではないですか?前回の6月の時を思えば、お客様にとっても演者にとっても心地よい環境です。
早々に準備も整い、練習中の凡々さんです。ほぼ一席通しておられましたが、日常会話でもよく響く声の凡々さん。喉も丈夫そうです。
練習中の十七吉さん。一人で着物を着るのは大変そうですが、半襟や髪留めの組み合わせを考えるのは楽しい、と言っています。
出囃子のテープの確認をしています。メンバー同士ネタの好みも随分違うので、お互い内容とサゲを確認しておかなければいけません。
最初は讃岐家かずのこさんによる『動物園』です。動物園のトラ役のバイトをする男の噺で、何度か人前でやっているので安定感があります。いつもかずのこさんは本番で言い間違えることがほとんどなく、これも日頃の練習の賜物なんでしょうね。
用事があって少し遅れるかも、と言っていた小桃さん。場所がわかりにくいこともあり、皆心配していましたが、かずのこさんの「エーッ」という声と共に会場に現れ、お茶子役を無事果たしました。
後方から舞台を見るこんな感じです。14人のお客様にご来場いただきました。
続いて笑皆亭凡々さんの登場です。“お奉行様ごっこ”をしていた長屋の子供が本物の奉行の目にとまり出世するという『佐々木裁き』。学生時代にやったネタだそうですが、当時よりも渋い声で奉行役はハマるのではないでしょうか。
女性陣も姿勢を正して聴いております。
お次は備前家十七吉さんによる『たらちね』です。江戸っ子の口調が好きという彼女は女性としては低い声なので、落語をする上で得をしているかもしれませんね。
本日のトリは、吉備家めじろさんの『一文笛』です。現在桂雀松師匠のワークショップに参加しているめじろさん。細かい指導の成果が、仕草や声のメリハリに出ていましたね!特に指をつめるシーンは迫力がありました。
今回はサンデーサンで打上げです。岡山支店の活動としては今年最後となりました。ご指導、ご声援下さった方々に心から感謝します。来年度もよろしくお願いいたします。