ところ 八角園舎

とき  平成17年9月25日

3周年興行八角寄席

噺の会じゅげむ 定期公演

活 動 報 告

 三周年記念興行となる今回は、小倉出張所に応援をお願いしました。
 朝、岡山城と後楽園を観光し、八角園舎に現れた小粒さん達。小きみさん達にプログラムを見せながら、『噺の会じゅげむ』と出会った頃のことを懐かしく話す十七吉さん。たかが三年、されど三年、ですね。机上にはいただいたお花や電報がありますね。ありがとうございます!
 図書館の周りをメンバー総出で呼び込み、ちらし配りをしている所です。小倉名物スーパー玉すだれも登場!そのパワーに引き寄せられる(びっくりしている?)お客様。
 福引の準備をしている小雪さん、小桃さん、恋生さんの奥様。恋生さんの奥様は先日の出前寄席でもお手伝いいただき、今や岡山支店にとって貴重な存在となっています。
 本日のトップバッターは三田家恋生さんによる『初音の鼓』。殿様の所に、うつと狐が側の方に乗り移り、鳴き声を発するという不思議な鼓が持ち込まれます。結局一鳴き一両で買収工作がまとまります。「ポンポンポン・・・コンコンコン」と鼓の音と鳴き声を連発する所が子供達に大受けでしたね。
 二番手は、備前家十七吉さんの『義理ギリコミュニケーション』です。一ヶ月前足の甲骨が折れた彼女はまだ正座禁止の為、見台を使用しています。嫁姑のバトルを描いた噺で、標準語でも練習したそうですが、やはり岡山弁の方が迫力がありますね。
 お次はガラリと雰囲気が変わり、笑皆亭凡々さんの『一文笛』です。一文笛が買えない子供の為に、スリが笛をその子の懐に入れたことが事件の発端となります。他のメンバーもやったことのあるネタですが、それぞれ思い入れのある箇所は違うようですね。この日来ていた子供達にも届いたかな?
 特にこの日は子供達だけのグループから若いカップル、年配のご夫婦まで幅広い年代の方がお越しでした。もう一つの寄席会場であるゆるびの舎と客層が違うので、同じネタをやる時もその辺りを意識してやっています。
 続いて小絵夢ちゃんの登場です。落語教室の成果なのでしょうか、落ち着いた初高座でしたね。この年齢にしてプロアマ問わずたくさんの落語に接している彼女達(落語的英才教育!)がうらやましい~。
 応援に来ていた花乃家めぞんさん。
 お次は山椒家小粒さんの登場です。一昨年はふれあい寄席での御出演で、八角寄席では初めてお迎えします。マクラで当日考えた後楽園が落げとなる小噺を披露しますが・・・。演題は『厩火事』。とぼけたことを言ったり焼きもちをやくお崎さんが妙に似合う小粒さんです。
 お次は葵之小きみさんによる、南京玉簾です。お客様のほとんどは初めて玉簾を見たようでしたが、「さて、さて、さては南京玉すだれ!」というかけ声を控えめにかけながら、彼女の話術と芸に楽しんでおられました。晴れの国岡山の太陽、も入るサービス精神で、(見た人にしかわかりませんが)最後はなるほど!という終わり方なんです
 記念寄席のトリは、吉備家めじろさんの『ぬけ雀』です。宿賃のかわりにと無名の絵師が衝立に書いた雀の絵。この雀が絵から抜け出し、又絵に戻るということで評判になります。その絵を見た老人が「この雀は死ぬ」と言い、鳥籠を書き足します。名工をたたえた不思議な噺です。
 打ち上げは、「和食さと」です。小倉組の皆さんは新幹線の時間もあり短時間での参加でしたが、その凝縮した時間を食べて飲んで騒いで・・・。嵐のような濃い時間を過ごした岡山支店メンバーでした。又次回の小倉行きor来岡、楽しみにしてますよ 〜〜〜〜〜〜♪。
 こちらのテーブルはちょっと大人の雰囲気?KOBEからお越しの三流亭志まねさん、岡山支店HPでお馴染みの天秤座さんを囲んで。この日は以前講談で御出演いただいた、太閤堂新玄さんもかけつけて下さいました。
 この三年間多くの方と出会い、励まされ、支えて下さいましたことを、深く感謝申し上げます。これからも岡山支店をどうぞよろしくお願いします。