ところ 八角園舎

とき  平成18年9月24日

第8回はっかく寄席

噺の会じゅげむ 定期公演

活 動 報 告

 さわやかな秋の訪れを感じる一日。
 隣の野球場から聞こえる声が大変大きく、窓を開ける開けないで相当皆迷ってました。この像は少女と鳩?その手前で私達はいつも呼び込みをしています。
 「たいてい座布団がある所から座ってくれるんだよ」、と廣加郎さん。
 今回十七吉さんのコラムはフラダンスの話題でしたが、女性陣はこの後フラや映画の話で大変盛り上がっておりました。本店でもゲスト出演がありましたが、機会があれば八角寄席でフラというのもいいかもしれませんね。
 前回のふれあい寄席に引き続き御出演の剣助君。
 数日前に13歳になったばかりだそうですが(本人曰く、老けてるってよく言われます、ですって!)、既に身長は170センチに達するそうです。会う度芸も背も成長していますね。
 今回も前説と出囃子を担当しためじろさん。直前まで練習に余念がありません。
 自宅では音があまり出せない為苦労していたようですが、八角園舎での練習許可を得たそうです。実際彼の演奏は時折微妙にフラットしながらも、はずれそうではずさない!こちらも成長ぶりが伺えますねー。
 控え室の様子です。右下の風呂敷の柄、すてきですね。
 時々ここで遊ぼうとやって来る親子連れの方がいらっしゃり、開演後だと丁寧にお断りすることになります。その分少しだけ寄席の様子ものぞいて下さったり。感謝です。
 準備が早く済んだので、思いっきりくつろぎモードの凡々さんと、天秤座さん。お二人共煙草を吸われるのですが、この距離感はなんなんでしょ!? 
 熱心な天秤座さんはCDを聴いていて、何かと尋ねると、「七段目!」でしたよ。
 岡山支店が誇る受付嬢、小桃さんと、恋生さんの奥様。
 この日は子供連れの方が多く席も大半うまっていたので、足りない椅子をお持ちするなど、女性ならではの気を配る二人です。
 まずは世間亭廣加郎さんの『新・だくだく』で開演です。 
 貧乏な男が、平山郁夫画伯に通信教育を受けたという先生に頼んで、家の壁に豪華な家財一式を描いてもらいます。そこへやって来た泥棒と格闘する、という本来の噺をベースに廣加郎さんが創作した現代版です。器はたち吉、ビールはA社のS、など落語の中で遊んでいる感じがいいですね。
 今日のお子さんは非常にききわけよく、ご両親が真剣に聴いているのがわかっている様子でした。
 特に最前列の4,5才の姉妹は、かずのこさんや剣助君の仕草に笑うだけでなく、話を理解して笑っていましたね。う〜ん、あなどれない!
 二番手は笑皆亭凡々さんによる『真心サービスおじんタクシー』。
 ひと昔前は高座の噺家に声をかける時、住んでいる地名を呼んでいたそうです。次回「庭瀬っ!」と呼んでもらえるといいですねー。凡々さんのお知り合いで、茨城県からお越しの方もおられましたよ!
 お次は讃岐家かずのこさんの『寿限無』。
 名前を決める過程でも、父親のとぼけっぷりに子供達の笑いが。寿限無の名前を連発するところでは、なんと最速で8秒!練習の成果と素晴らしい滑舌をみせつけるかずのこさんです。
 余裕でお茶子の仕事をこなす小桃さん。
 八角は会場の後方から高座までの距離が近いので、みんなの噺がじっくり聴けます。後ろに写っている扉を開けずにいたら、ガラスに貼り付くようにして聴いている方もおられました。
 ひざがわりは芳田家剣助君による『ちりとてちん』。
 プログラムが(お楽しみ)のままになっていたのもちゃんと説明し、お客様の反応にも随時答えるという落ち着いたマクラ。最前列にいる桃助君に、「こいつに名前を譲って改名したんです」。
 表情豊かで爽やかな一席です。
 ビデオを撮っているのは剣助君のお母さん。その隣は桃助君のお母さん。
 その他楽しむことに専念している会の女性たち。
 最後は本日のトリ、三田家恋生さんによる『宿屋の仇討ち』です。
 打上に参加するとわかりますが恋生さん夫婦はとても仲がよく、気の効く奥さん(時折かかあ殿下っぽい!?)といい、本物の落語家の夫婦のようです。私達は今の彼しか知りませんが結婚当初は今よりかなり細かったそうです。何か運動してるの?と聞くと、「うん、寝返りを少々・・・」。
 素晴らしいカメラ目線の天秤座さん。既にHPで紹介されていますが、10月1日付で当会に入会されました!(ここで拍手〜〜〜☆)芸名は備中亭浩輔さん。
 私達も長い間彼の入会を待ち望んでいましたが、心強い仲間を得て岡山支店のさらなる飛躍は続きます。請うご期待!