活 動 報 告

噺の会じゅげむ 定期公演

第8回 ふれあい寄席

 とき 平成16年3月21日

   ところ ゆるびの舎 二階研修室

 

 

開演前の会場です。まだ花見には早いし、今日は何人来て下さるかな・・

想像力が頼りの落語では、周りを出来るだけシンプルにして、高座に集中していただけるよう心がけています。

会場前に練習している拾八さんです。

岡山支店初お目見えの“じゅげむベスト”。この後、ロビーにいた子供達の注目の的でしたよ。

岡山支店の紅二点にはさまれて?受付けする拾八さんです。会場であるゆるびの舎は会館5周年を迎え、今までに行われた講演や行事の展示をしていました。館内には図書館やお風呂やジムもあるんですよ。

拾八さん「風呂の客多いなー、次回は風呂で落語やろか!」司之助さん「男女別で?」岡山支店のメンバー「・・・。」

本日の一番手は、讃岐家かずのこさんによる「寿限無」です。NHK効果で今や最もポピュラーな噺となっていますが、見せ場の「じゅげむじゅげむ〜〜」と名前を連呼する場面では、すばらしい喝舌を披露したかずのこさんでした。この噺とマジックのお陰でしょうか、この日は子供達の姿が多く見られました。

二番手は、吉備家めじろさんによる「子ほめ」です。大人は実年齢より若く、子供はより年上に見えるとお世辞を言って、一杯おごってもらおうとする男の噺で、「寿限無」同様プロの前座の方がよくされています。めじろさんは本店の哀楽さんバージョンを参考にされたようで、いろんなくすぐりが入っていました。

三番手は、本店から出張していただいた仁六家拾八さんによる「替り目」です。お水取りや、岡山インターで見た桃の花(岡山県の花です。)の話など、ナチュラルなマクラでお客様と会話してから噺に入ります。酔った亭主が日頃喧嘩ばかりしている女房のことを独り言で褒めたところ、実は傍で女房が聞いていた、というサゲで終わるパターンが多いのですが、今回はうどん屋との掛け合いまで演じています。

ひざがわりは、ゲストの津山奇術同好会・池上会長のマジックです。ステッキや、ひも、スカーフなどを使った多種多様なマジックを披露していただき、鳩やアヒルも出てきての大盛り上がりでした。元教師という会長さんのリードで、全く打合せなしの即興アシスタント、いつき乃小桃さんも大活躍!

風船で作ったプードル他は、最後に会場の子供達にプレゼントされました。

今回のトリは、噺の会じゅげむの代表であります寿亭司之助さんの「天狗裁き」です。紋付袴姿での登場はさすが風格がありますね。「チャラリラララ―ン」と口伴奏付、謎の手ぬぐいマジックでお客様の心をワシズカミ?です。寝起きの亭主に女房が夢の内容を尋ねますが「夢なんか見ていない」と答えて大喧嘩になります。隣家の友人、奉行、天狗とその度に夢の内容を教えろと詰め寄られた主人公の運命はいかに。

寄席会場はゆるびの舎の2階ですが、今回は1階ロビーで記念撮影です。一緒に後片付けまでしてくださった池上会長、本当にお世話になりました。結成10年、会員数34名の津山奇術同好会は、毎月赤坂町で行われる“お笑い赤坂亭”他数多く出演されていますので、皆さんも機会があれば是非足を運んで下さい。

最後はいつものロイヤルホストで打ち上げです。先週の高槻市民寄席のハプニングを“なま活動報告”していただきながら、話しは落語談義へ、(そしてめじろさんの変身ぶりの話へ・・)。

今回は38名のお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。

 噺の会じゅげむ(大阪本店)の活動報告はこちら

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